油胞
ゆほう
- 意味
- 柑橘の果皮にある、香りの油が入った小さな袋。色のついた外皮(フラベド)にだけ並んでいて、内側の白い層(アルベド)にも果肉にも香りはほとんど無い。皮を折ったときに霧が飛ぶのは、この袋が破れているからである。
- 豆知識
- 人間のためにある構造ではなく、果皮を食べようとする虫や菌に対する備えだと考えられている。外敵にとっては迷惑な防御であり、人間にとっては押せば出てくる貯蔵庫になった。
- 関連分野
- 柑橘の精油が他の素材より桁違いに安いのは、収穫の手間ではなく、この構造の浅さで説明できる。煮る必要も溶かす必要もなく、押し潰せば出てくる。